発達障害

初めての心療内科!診察までの流れや検査・薬の処方まで

発達障害
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今回は、ADHD(注意欠陥/多動性障害)の検査に行った時のことを綴ります。

はじめての心療内科

夫(以下:ハピネス)が病院に行くことを決めてすぐに大人のADHDの診察をしている病院を予約しました。

病院選びについては↓で詳しく書いています。

ハピネスも、嫁も初めての心療内科。
ハピネスはかなり緊張しているご様子。

予約した病院は、本人の了承を得れば、診察の際も同行できるので、私も一緒にいきました。

嫁ちゃん、症状のことうまく言えなかったら補足お願いします

 

病院の中の様子

中に入るとたくさんの人が!!!
同世代の人が多く見受けられ、男女の割合も半々だったので少し安心しました。

受付には事務の方が数人います。
予約の旨を伝えると、初診か再診かを聞かれます。

その時だけ名前を伝えて、あとは渡された番号札の番号で呼ばれます。
ここは少し内科や外科のクリニックとは違いますね。

 

そんなに広くない病院ですが、清潔感があり、クラシック音楽が流れていました。

いつも行く病院とあんまり変わらないねーー

ハピネスの緊張も少しずつ溶けていきました。

 

待ち時間の間に問診票とバウム・テスト

受付で問診票と真っ白な紙を渡されました。
問診票は気になる症状や簡単なアンケートを記入するものでした。
(多分症状問わず全員が書くものかな。)

真っ白な紙には、
『実のなる木を1本描いてください。』とのこと。
あとで調べるとバウム・テスト(樹木画法)というらしいです。

ドイツの心理学者コッホが創案した「バウム・テスト(樹木画法)」
上手く表現出来ない内面や、隠された深層意識を「絵」に例えて具体化する「描画法」の一種で、文字通り被験者に「樹木」を描かせる心理検査です。
「バウム・テスト」は、筆跡学や空間象徴論に依拠した仮説に基づいており、
その枝ぶりや葉の形状、根や幹の様子、実の数、更にはその描き進め方等から、被験者の人格や心理状態を読み取ることが出来ます。

また、その「樹」の紙面上の位置や大きさ、地面との関係など、周りの世界を書き足すことで、家庭環境や世界観が分かります。
引用元:J-Stage Navi

誤字脱字を大量にかましながら書き進めるハピネス。

 

ハピネスが描いたバウムテストがこちら↓(一部加工)

子供かよ!!!!

解釈を見てみると、

大きな木を描く人→自信を持っている。
紙の右側→支配的、自己中心的
まっすぐな幹→生真面目、頑固な面も
太い→生命力に溢れている
根っこを描かない人→不安や緊張を抱えている

※あくまで解釈とのことです。

参考サイト↓

自信満々で支配的で頑固で生命力に溢れてるって!よくやってるな!嫁!

木の下の人は謎。(ちょっとかわいい)

 

そのあとはADHDのチェックリスト

問診票にADHDの疑いと書いたので、次はADHDのチェックリストをもらいました。

(順序や内容うる覚えです。すみません。)

ネットで公開されている簡単なチェックリストとは違い、かなりの項目があります。

それぞれ子供の頃と現在で答えます。ハピネス母に子供の頃の様子を聞いておいてよかったです。

 

チェックリストでは3つの症状(不注意・多動性・衝動性)に当てはまりそうなことを細かく聞かれます。
それに対し当てはまるかどうかを何段階かで答えていきます。

 

うん、当てはまるの多すぎ!!!!!

 

唯一『そうでもない』的な回答は、
『一方的に喋り続けてしまうことがる』みたいな質問でした。

 

カウンセリング

めちゃくちゃ待たされましたが、やっとカウンセリングへ。

ハピネスと一緒に個室に入り、診察に至るまでの経緯や症状と見られるような事を質問され、一つ一つ答えていきます。

先生本当に聞き上手!さすがプロです!

口下手なハピネスも答えやすいように質問してくれます。

言いずらい内容になってからは助け舟を求められ、嫁がペラペラ喋りました。
ハピネスは変な汗かいてました。

私がペラペラ喋っただけなのか、結構踏み込んだ内容まで話しました。
先生はその都度私たちにも見えるようにメモ。

 

メモ書きにされるとなんかウケる!!!!笑

 

ハピネス母も付いてくる予定が変更になってよかったです。

カウンセリングの次はいよいよ診察です!

 

カウンセリングの後はいよいよ診察

カウンセリングを受けた夫(以下:ハピネス)と嫁は、これで終わりかと思っていたら、診察室へ呼ばれました。

中にはカウンセリングとは別の先生と、パソコンに向かっているアシスタント(?)的な先生がいらっしゃいました。

先生は明るくとても気さくで話しやすく、ハピネスもリラックスしていました。

 

カウンセリングの先生が書いたメモとチェックリストを元にいくつか質問をされ、それに答えていきました。

 

こちらがわからないことも、丁寧に答えてくれます。

 

診察で言われた、ADHDの症状の根本は我慢ができないこと

ADHDの症状について、先生に言われてとても納得したことがあります。

 

「これらの症状に繋がることは、我慢ができないことだと思ってください。」

 

わかりやす!!!!!

物欲を我慢できない。
使ったものを元に戻すめんどくささを我慢できない。

そうですそうですそうなんです!

 

それに合わせて、ADHDの脳の仕組みについても説明を受けました。
ADHDの方は、脳が与える伝達物質が途中で漏れてしまっているとのことでした。

(その後、ハピネスに症状があらわれた時は「漏れちゃってる!」が合言葉に。)

そして、伝達物質の漏れからくるADHDの症状を薬で軽減していく。

不注意や多動性はその説明で理解ができました。
衝動性も、「我慢をする!」という伝達物質が漏れちゃっているってことなのかなーと自分の中で納得。

 

先生は、生活の中での改善についてもアドバイスしてくれました。

・持ち歩くお金は2〜3000円くらいに収めること。

・クレジットカードを持たないこと。

・規則正しい生活を送ること。

・朝ごはんをしっかり食べること。(これは副作用を軽減する意味も込めて)

え?!いきなり薬の処方?!

ADHDにおける薬の役割について説明を受けた後、なんと!薬についての具体的な説明でした。

 

処方されたのは「ストラテラ」。

副作用が強いので、慣らすために少量から始めていきます。

薬の説明と、なるべく副作用が出ないようにするアドバイスを受けて診察終了!

 

え???いきなり???

 

と思いながらも、血液検査・心電図へと進み、お会計ーーーーーーー!

 

お会計時に自立支援医療の説明を受け、薬局へ向かいました。

 

初診を終えて

まず、私たち2人が初診を終えて思ったことは、病院に行ってよかったということ。

病院に行ってよかった理由
  • 専門家に話を聞いてもらうことでスッキリした。
  • 症状について客観的に見ることかでき、頭の中を整理することができた。
  • 先生の言葉でやっと理解ができた。
  • 生きづらさや夫婦関係の改善に希望が持てた。

あらかじめネットでもたくさん調べてから診察に向かいましたが、全然理解が足らなかったと思います。
状況や症状も人によって様々だと思うので、それに沿って説明してもらうことで納得できた事もたくさんあります。

嫁の立場からいうと、1人で抱えていた重荷が少し軽くなったような気がします。
もしかしたらまた、信用できるようになるかもしれないと思えたことが大きいです。

 

少し不安になったことは、初診でいきなり薬を処方されたことです。
私がネットで得た情報だと、カウンセリングや検査を重ねてやっと薬を処方されたという人がほとんどでした。

初診で処方されたという方のブログには、「そんなことあるわけないだろ!」というコメントも。

僕ってADHD確定なの???

え、わかんない

まぁでも、チェックリストも当てはまりまくりだったし、離婚寸前だったので、すぐに処方してもらえて結果よかったと思います。

あと、予約して行きましたが、診察時間よりも待ち時間の方が長い!

カウンセリングも診察もだいたい10分から20分だったのに、病院にいた時間は約3時間。

とっても疲れました。。。

 

初診を終えて思った事や、薬・自立支援医療・かかったお金についてはまた別記事で書きますね!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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コメント

  1. かおるこ より:

    こんにちは

    突然のコメント、失礼いたします。
    ADHDで検索をしていて、辿り着きました。

    50を過ぎて、自分がADHDではないかと強く考えるようになりました。
    そういえば子供の頃から感じていた人とは違うなという感じが、説明がつくなと考えています。
    不注意や片付けられなさ、決められなさで仕事でも家庭でも人間関係でも、
    問題が生じています。

    お薬で治るものではない、と書かれているのをよく読むのですが、
    お薬は効果があると夫様、お嫁様は感じられていますか?
    また、お医者さんにかかるようになってよかったですか?

    • 芋大福 喜怒哀楽嫁 より:

      かおるこ様へ

      コメントありがとうございます。
      返信が遅くなり、大変申し訳ございません。

      人とは違うなという思いを抱えながら、お仕事や家のこと、頑張ってこられたんですね。
      辛かったと思います。自分自身で向き合う事は、なかなかできないことです。素敵です。

      私個人の意見では、薬で治すというよりも、薬を飲んだ状態で学習して、それを習慣付けていくと言うのがしっくりくるかなぁと思います。
      ハピネスはストラテラのジェネリックを飲んでいますが、効果があると感じています。
      薬を飲んでいる日と飲んでいない日はすぐにわかります。
      本人も失敗や忘れ物、感情のコントロールの部分で、違いを感じているようです。

      お医者さんについても、客観的にみてもらったり、具体的な行動についての説明をしてもらえるので理解が広がり、次に同じことが起きた時に対処がしやすいです。

      薬については副作用もありますし、効果は感じていますが、それで本当にいいのかと思うこともありますので、よく考えてからの方がいいかもしれません。
      ただ、ADHDについて専門家に相談することはおすすめします!
      本当にADHDなのかはわかりませんが、話を聞いてもらうことでかおるこさんの肩の荷が少しでも軽くなるかもしれません。
      行政の相談窓口もあるみたいなのでまずはそこからでもいいと思います。

      どうかご自身を責めず、ひとりにならないでくださいね。

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