発達障害

夫or妻はADHDではないか?本人へ伝えた時の失敗談と成功例。

発達障害
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夫:ハピネスがADHD(注意欠陥/多動性障害)を自覚した時のことについて書きたいと思います。
※ハピネスがADHDを自覚してから実際に病院に行くまでには約1年間かかっています。

病院に行くことになった経緯はこちら↓

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夫のADHDを疑い始めたきっかけ

私がハピネスのADHDを疑いだしたのは結婚当初のことです。
数年間同棲後→結婚だったのでそんなに大きな変化もなく過ごしていました。

しかし!!!
問題が起きたのは結婚式と新婚旅行!

結婚式の準備も旅行のプランや予約もほとんど嫁が行ったんですが、ハピネスにどうしてもやってもらわないといけないこともいくつかありました。

期日までにお願いしたことはほとんど守れません。
また、本人がこれならできる!これは僕がやる!と決めたこともできません。
作業の優先順位が立てられず、本人もイライラし、キャパオーバー。
空回りの繰り返しです。

準備や旅行中は喧嘩が絶えず、あまりの自分勝手さと思いやりのなさに、とても悲しい気持ちになりました。
他の人には見せないので、自分が悪いんじゃないか、相性が悪いんじゃないかと悩みました。

今思えば、普段の生活からADHDの兆候はたくさんありました。
でもADHDという言葉自体はなんとなく聞いていましたが、自分の夫がそうだとは思ってもいませんでした。

結婚式という一大イベントを前に、一緒に作業をすることで、なんかおかしいと思うようになったのです。
振り返ればこれまでも、引っ越しや婚姻届の提出や手続きなど、何かをいつまでに作業をしなければならないという場面ではいつも同じような内容で喧嘩していました。

結婚式の準備中に、友人から発達障害の方との人間関係に悩んでいる相談を受けた時、あ、ハピネスもそうかもと思いました。

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ADHDを疑っていることを感情任せに伝えて大失敗。

結婚式はなんとか平和に終わり、最高の思い出になりました。
新婚旅行もとても楽しかったのですが、帰り道に些細なことから大げんかになりました。

結婚式の準備中や旅行中のイライラを思い出し、喧嘩がヒートアップ。

お互い感情的になり、ずっと言うのを我慢していたことを口走ってしまいました。

ハピネスは発達障害だと思う!!

僕が障がい者だって言いたいの???

これは本当に失敗しました。

とてもデリケートな部分を、感情的に言ってはいけない。
頭ではわかっていて、ずっと心の中で留めていたのに、見失ってしまいました。

発達障害について、ハピネスも私もほとんど何も知らないのに、最低なことをしてしまいました。

どうか同じ悩みを持つ方は、このような失敗をしませんように。

案の定、ハピネスは私がハピネスを下に見て、バカにしていると感じたようです。
激昂して家を飛び出して行ってしまいました。
(私もハピネスも障害を持つ方をバカにするようなことは決してありません。2人の関係上のことで感じたことです。)

残された私は、信頼関係を崩すようなことを言ってしまったとかなり後悔しました。

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本人がADHDを自覚した義母の伝え方。

家を飛び出してしばらくたってから、ハピネスが戻ってきました。

妙にスッキリした顔をしています。

嫁ちゃん!僕、アスパラガスみたい!

???

あ、アスペルガー症候群のことね。

(慣れているので即座に読解。こちらの脳トレになる。)

話を聞くと、飛び出したハピネスが行ったところは実家でした。
私に発達障害だって言われたことをハピネス母に言ったらしいです。

こいつ!!!チクりやがって!!!!
と思いましたが、黙って聞いていると、

事の一部始終を聞いたハピネス母は、

「そうだよ。あんたもハピネス父もアスペルガーだよ。」

と、笑いながら言ったそうです。

ハピネス母はとても優しくて、堂々としていて、私が尊敬している方でもあります。
そしてハピネスが起こすハプニングに振り回されるのも私とこの義母です。
私よりも数え切れないくらいのハプニングを対処していることもあり、ちょっとやそっとのことではうろたえません。
そして感情的に物を言うところをほとんど見たことがありません。

ハピネスもチクったからといってマザコンというわけではなく、このお母さんに言ってくれて本当に良かったです。
義母の側から見たら嫁に息子のことを発達障害だと言われたら怒ったり、受け入れられず、嫁のせいにする人も居ると思います。
実際にそういう体験をした方も周りにいます。
ハピネス母は違いました。

ハピネス母は、新聞の発達障害の記事を見て、ハピネスやハピネス父に当てはまると以前から感じていたそうです。
その時記事をハピネスに見せたそうですが、記憶にあらず。。。

あっさりと冷静に言われたことで、ハピネスも笑えてきたらしく、ニコニコと帰ってきました。
伝え方でこんなにも違うのかと目の当たりにしました。

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落ち着いた話し合いでADHDを本人が自覚

登場人物全員が発達障害について知識がなかったので、発達障害=アスペルガー症候群だと思っていました。
アスペルガー症候群について簡単に調べてみました。
ハピネス父は血の繋がっていない私が見ても、アスペルガー傾向だと感じました。

ただ、ハピネスとハピネス父は同じ発達障害でもどうも違います。
ハピネスは思ったことをすぐに口に出すというより、言わない方が多かったし、発言が一方的であることもほとんどありません。
さらに深く調べてみると発達障害にはいくつか種類があることを知りました。
その中にADHDの説明があり、ハピネスはまさにこれだと思いました。

アスペルガーというよりも、ADHDじゃないかな?

キョトンとしているハピネスに、ADHDの症状が書いてあるサイトを見せました。

これ、僕じゃん!爆笑

 

ちょっと前までの修羅場が嘘のように、2人で笑いながら話しました。
この時は病院行ってみようかなーぐらいまでなってました。

ただ、実際に病院に行くようになったのはこの日から1年以上経ってからです。

ADHDの症状一つ一つは誰にでも日常生活やその日の感情で起こりうること。
自覚したからすぐに病院という訳にはいきません。
ハピネスの性格や癖だと思っていたことに、まさか病名がつくとは思わなかったです。

ただ、「自分はADHDかもしれない。」と心に置くだけで本人もサポートする側も少し変わった気がします。
自覚してから病院に行くまでのことを記事にしています↓

ハピネスの場合は症状からのトラブルがかなり多く、結果通院することになりました。
症状が軽度の場合は本人の自覚から生活面での工夫で対処できることもたくさんあると思います。

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ADHDの疑いを本人に伝える時のポイント

POINT・しっかりとADHDについて情報収集をしてから伝える事

・感情的にならない事

・どうしても感情的になりそうだったら、本人をよく知る第三者に伝えてもらう事

しっかりとADHDについて情報収集をしてから伝える事

もし、パートナーや家族がADHDかもしれないと思ったら、しっかり情報を収集してから伝えてください。

ADHDをほとんど知らないのに伝えてしまったことも大きな間違いでした。
ましては本人はもっと知りません。

ADHDをよく知っていたら、人格を否定するような言い方もしなかったと思います。
本人が悪いんじゃなくて、脳のはたらきによるもので、悩んでいる人はたくさんいる事をその時に伝えてあげたかったです。

感情的にならない事

もう、本当当たり前のことなんですが、同じ境遇の方に絶対失敗して欲しくないのでしつこく言います。
感情的に伝えるようなことは避けてください。

伝え方一つでこんなにも本人の反応や結果は大きく変わります。

私の場合は、ハピネス母とハピネスのおおらかさに助けられました。
しかし、とてもデリケートな問題を感情任せに投げかけてしまったこと、心から後悔し、最大の失敗だと思いました。
どうしてそう思ったのかなど、もっと落ち着いて話すべきでした。

自分をかばう訳ではありませんが、トラブルに巻き込まれた側は、どうしても感情的になってしまいます。
ましてやADHDと診断されている訳ではないので、嫌がらせのように感じたり、それが性格なのだと思ってしまうからです。
夫婦間だと、自分のことばかり優先して、私のことは何もやってくれない!きっと愛がないんだ!と判断してしまうこともあります。

下手したら、そのまま関係が破綻してしまっていたかもしれません。
自分が言われたらかなり傷つき、その日のうちに許すことなんてできないと思います。

どうしても感情的になりそうだったら、本人をよく知る第三者に伝えてもらう事

落ち着いて話すことが難しかったら信頼できる第三者に伝えてもらってください。
当事者同士でぶつかり合うよりも、本人をよく知る第三者の目線も大事なんだなと思いました。

その第三者は本人が味方と思える人、信頼している身近な人がいいと思います。
ただ、その人が「あなたは違うよ!」と言ってしまえば逆効果になってしまうので、事前に相談するか意見を聞いてみるかしておくことをお勧めします。

私は自分の両親にも義両親にもハピネスのことは相談していませんでした。
結婚したからには、なるべくお互いの両親に迷惑をかけないようにと気を張っていたんだと思います。
今回の件でハピネス母の存在の大きさを強く感じました。
直接会った時にも話してくれて、「嫁ちゃん大変でしょー。本当にごめんね。」と言ってくれました。
この件で、仲良くなれた気もしますし、張り詰めていた糸が緩んだ気がします。
少しだけ頼りつつ、しっかり親孝行もしていこうと思います!

そして今回のことに限らず、感情的になる前に一度立ち止まって考えてから発言していこうと思います。
たくさん傷つけてしまいましたが、私にとっても良い勉強になりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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