発達障害

発達障害(グレーゾーン)の人にお願いするときのコツ

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こんにちは。先日大学病院で甲状腺の検査を受けまして、喉に針を刺してきた大福です。
こちらの体験談はまた別に機会に紹介したいと思います。

さて、今回のテーマは、発達障害(グレー)の人にお願いごとをする時のコツについて紹介したいと思います。

大福のケースになりますが、大福とトレインは離婚後も子供のことについては協力して取り組んでいくことになっています。
トレインは発達障害(グレー)と知能の低さの影響で「子供のことを優先して考える」ことはなかなかできないのですが、「子供のことが大好き」という人間としての感情は持っているので、父親としての役目は残してあげようと(今のところは)思っています。

そして、子育てをしていると、どうしてもトレインにお願いごとをする場面が増えます。
一人ではどうにもならない時に、もう一人の親であるトレインに頼み事をすることは、当たり前っちゃ当たり前なのですが、発達障害(グレー)で知能も低いトレインが相手なので、できればあまりお願いごとはしたくないというのが本音。

何故かという事例をあげると、トレインが子供の世話すると決まっていた日に、急きょ子供の通院を頼み、大福は出社した日のことを紹介しますね。

じんましんの薬が昨日でなくなってしまったから、今日子供ちゃんを病院に連れて行って、いつも飲んでる薬をもらってきてね。

分かった

(大福仕事終了後、トレイン&子供と合流)

今日病院行った?薬は?

行ってないよ

はぁ?!なんで???

時間がなくていけなかった

園にお迎え行ったあと、3時間近く何してたの?!

・・・

(結局大福が診察時間ギリギリで子供連れて病院に滑り込む)

ということが普通に起きるのです。

ちなみに、なぜ病院に連れて行かなかったのかについては「行ったことがない病院で不慣れだから行きたくなかった」というのが実情です(初めからそう言え)。
いきなり知らない場所に行くこと自体、発達障害の人は苦手ですが、加えて「子供を連れて行ってうまくできなかったらどうしよう」という不安があって、勝手に通院をやめてしまったようです。

このように「頼み事をちゃんとこなすことができない」という事態がふつうに起きるので、大事なお願いであればあるほど、トレインに頼むことは避けたい。
それでもやらないといけない場合に、大福がどうやってトレインにお願いしているか、今回はまとめました。

発達障害を疑っているパートナーなどにお願いごとをする際は、参考にしてみると、お願いごとをクリアしてくれるようになるかもしれません!

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1回につき1個のお願いにする

一番いいのは「1回につき1個のお願いにする」ことです。
さっきの例は、正直大福のお願いごとのレベルが高かったです。
「行ったことのない場所(しかも病院)」に「子供を連れて行く」。
到底、無理でした、頼んだ大福がトレインの能力を過信しすぎました。

病院に行ったら、先生と話さないといけないですもんね。
「子供のじんましんの薬が切れたのでください」って言って、「最近どうですか?」って聞かれたら答えないといけないですもんね。
そこまでの問答集を事前に教えておかなかったから、イメージがつきませんよね。
トレインから質問もあがらなかったので、問答集を教えるのを大福は忘れていました。

これが例えば「スーパーに行って子供のおやつを買ってあげて」とかなら、今まで何回もやったことがあるので普通にこなせるようになります。

頭の中でシュミレーションできたりイメージがつく内容であれば出来る

子供のおやつは子供が選ぶし、トレインはお金を払えばいいだけなので難しくありません。今まで何回もやってきているし具体的なシュミレーションも容易なので、スムーズにこなせるでしょう。

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お願いが複数になる場合は、文章で箇条書きにする

例えば以下のようなお願いごとをしたい場合。

子供におやつを買ってあげて、トイレットペーパーを買って、スーパーで明日のお弁当の材料を買ってきてもらえる?

わかった

結果:子供のおやつだけ買ってくる

確実にこうなります。
複数のお願いを口頭だけでやってはいけません
たいていの場合、一番最初か一番最後のお願いしか本人の頭に残っていません。

聴覚だけではなく視覚からも情報をいれるために、
LINEなどを使って文章で依頼をするようにしましょう。

例えばこんな感じ

今日のお願い
①子供とまちおかにおやつを買いに行く
②ドラッグストアでトイレットペーパーを買う
③スーパーで明日のお弁当の材料を買う

まずは「文書化」!これが大事!

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お願いごとに追加して詳しい指示を書く

まずはお願いごとを文書化しました。
しかし、このままでは、少なくともトレインはお願いごとをちゃんとこなせません。
何故なら、具体的な指示がなくて現場でトレインが判断できないから。
よって、現場で迷った場合を想定して、もう少し具体的に指示を出します。

今日のお願い
①子供とまちおかにおやつを買いに行く
(子供が好きなものでいいので合計500円くらいまで)
②ドラックストアでトイレットペーパーを買う
(銘柄はなんでもOK、シングルで一番安いやつ)
③スーパーでお弁当の材料を買う
(チーズウィンナーとブロッコリーとアンパンマンポテト)

ここまで書いて初めてトレインはお願いごとをこなすイメージを始めます。

結構大変だなぁ

といったように、ちょっとぼやいたりしていたらイメージが始まっている合図です。
ちなみに、お願いごとが「本人の得意分野」だと過剰にこなそうとする傾向があります(自分がやりたいからやってしまう)。トレインの場合は、スーパーとかドラッグストアの買い物が好きで、行くと買いすぎる可能性があります。
そのため、やってはいけないことや補足などを書き足します。

今日のお願い
①子供とまちおかにおやつを買いに行く
(子供が好きなものでいいので合計500円くらいまで)
②ドラックストアでトイレットペーパーを買う
(銘柄はなんでもOK、シングルで一番安いやつ)
③スーパーでお弁当の材料を買う
(チーズウィンナーとブロッコリーとアンパンマンポテト)
※お金が余っても余計に買わないようにして。
※お弁当の材料は上記以外は買わなくていい。
※スーパーでお菓子を買いたくなったら2つまで。
※ジュース1本ならおごってあげるので買ってもOK。

ちょっと文章量が多いので、もう少し完結にできると尚良しです。

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優先順位を考えて並べ替える

今日のお願いごとですが、①~③全部こなすことを前提にしていますが、こなせないことも多いので、絶対にクリアしてほしいものを優先的に並び替えます。

今日のお願い
①ドラックストアでトイレットペーパーを買う
(銘柄はなんでもOK、シングルで一番安いやつ)
②スーパーでお弁当の材料を買う
(チーズウィンナーとブロッコリーとアンパンマンポテト)
③子供とまちおかにおやつを買いに行く
(子供が好きなものでいいので合計500円くらいまで)
※お金が余っても余計なものは買わない。
※お弁当の材料は上記以外は買わなくていい。
※スーパーでお菓子を買いたくなったら2つまで。
※ジュース1本ならおごってあげるので買ってもOK。

これでとりあえず、「家に帰ったらトイレットペーパーがない!」という最悪の事態は避けられそうです。
子供とおやつを買いに行くというのを3番目にしたのは、スーパーに行けば子供がお菓子を欲しがることが分かっているので、そこでとりあえずのおやつはGETできるだろうと想定しました(子供がおやつを食べられないという事態は避けられる)

あ~結構大変だから、できる限りでやるからね!

トレインは、お願い事をクリアする自信がないときはこう言います。
そして大体が、複数のお願いごとをすべてクリアすることはできません…。

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1個ずつ完了確認を行う

さて、いざ実行の段階になったら、大福は会社からちょこちょこ確認を入れています。

トイレットペーパー買ったら教えて

わかった

(大福昼休み)

トイレットペーパー買った?
(大体報告こないので大福から確認する)

うん、シングルの一番安いやつ

OK!スーパーはこれから?

うん、子供ちゃんのお迎えに今から行くので、帰りにスーパーに寄ります

わからないことある?

チーズウィンナーはどこのやつ?

あ、それは子供ちゃんがわかるから、子供ちゃんに聞いてくれる?

こんな感じのやり取りをちょこちょこやっています。
間で確認を入れておかないと想定外が起きていても分からず、帰宅してから何もできていないことが発覚し大福が汗だくで走りまわる事態になることも多いので。

特に、「動いてるはずの時間外に連絡がつかない」場合は、危険信号です。
寝ているなどの想定外が起きている可能性が高いです。
トレインは、寝ていて子供ちゃんの入園式にこなかったこともありますし、園のお迎えに遅刻したこともあります。

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初めから全部できる想定をしない

こんなことすらちゃんとできないのか!

という心の声はトレインと関わっている限り止むことはありませんが、発達障害と知能の低さを併発している人間にお願いごとをすること自体、いかにハードルが高いかということです。

大福は、今回の事例であれば、トイレットペーパーがあれば最悪いいかな…。
トイレットペーパーがないと帰宅してから焦るじゃないですか。
緊急度から判断してトイレットペーパーがマストですね。

スーパーは、最悪帰宅してから大福が行けばなんとか間に合うし…。
ていうか、トレイン的には、3つもお願い事をこなしたら

これだけたくさんのお願いごとをやってあげた俺優しいでしょ、感謝してよね(ドヤァ)

ですよ。レベルがね…。
大福は、この態度になるのことも分かっているので、極力お願いしたくないんですよね…。

よって、最後は「これだけは」というお願いごとをクリアできているなら、それで良しとする、こちらの器量も必要になります。

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まとめ

発達障害(グレー)や境界知能の人にお願いごとをするときは、大前提として「大事なお願いごとはしない」ことが重要。
それでもお願いする際は、「優先順位をつけて、箇条書き(迷わないように具体的な指示をつけて)で文章で依頼」し「最低限のお願いごとをクリアしていたら、それで良しとする」ということが、お願いごとをする際の基本的な考え方になります。

いも子さんが家事分担をお願いした時の記事もぜひ参考にしてください!

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