こんにちは、コロナの後遺症が治らないものの、やっと通常生活に戻れました大福です。
さて、大福と元夫トレインは離婚してしばらく経ちますが、子どもとの面会があるので週1回のペースで顔をあわせる機会があります。
新離婚さんの期間はだいぶ前に通り過ぎまして、離婚直後にあった険悪な空気やお互いに対する嫌悪感などは、現状は一旦鎮静状態(トレインがやらかした事実がなくなったわけではない)。
もちろん、ここに至るまでには、大福のメンタル面での回復や成長、トレインの後悔による大福や子どもへの償いの姿勢があってこそ、今の穏やかな関係性は成り立っているわけで、紆余曲折あっての現在です。
さて、そんな経緯はあるものの、最近ふと気づいたことがありまして。
週1回しか合わないと、トレインの特性をそんなに強く感じることがない
=なんか普通にコミュニケーションが取れてる気がしてくる
この錯覚とも勘違いとも思える感覚に陥ってることがあります。
大福は、この錯覚(勘違い)をしてしまうようなトレインの振る舞いを「週1マジック」と命名しました。
さて、ではなぜ、週1マジックが起きるのかを考えてみたいと思います。
①物理的距離感ができたことによって、外モードMIXトレインが生まれた
これは過去にも語ったことがありますが、内モード・外モードに関わってくることになります。
トレインの場合、外モードが入れば入るほど定型発達の人の擬態ができるようになります。
そして、最近気づいたのですが、物理的距離をとればとるほど、
トレインの外モードが発動する法則がある。
週1回程度に会う頻度を下げたことによって、
内モード全開トレインが、少しの外モードがMIXIされたトレインに変わりました。
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月1回に頻度が減るともっと外モードの割合が多くなるかも
外モードのトレインって誤解を恐れずに表現するといわゆる「普通」なんです(笑)
相手のことを気遣う様子が出てきたり、
ごめんねという言葉もストレートに出すことができるようになるのです。
例えば、
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今日お祭りで子どもが、お友達のママに「パパはどうしたの?」って聞かれてたよ。土日は仕事でこられないんですって大福がフォローしておいた。
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そうか、ごめんね・・・
俺も行きたかったし、行ければよかったんだけど
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仕事が忙しいからね、仕方ないよ。
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今度の休みにお祭りいけるといいなぁ
といった感じで、つまり、
コミュニケーションをとることができるようになっている!
これね、結婚当時でシュミレーションしてみると
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今日お祭りで子どもが、お友達のママに「パパはどうしたの?」って聞かれてたよ。土日は仕事でこられないんですって大福がフォローしておいた。
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そか
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(イラッ)嘘でもいいから「いけなくてごめん」って言えないの?他のおうちはパパとママときてて、子ども少しさみしそうだったよ
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仕事なんだからしょうがないでしょ
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くそが
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・・・・・・
100%こうなってた。
超険悪な空気で終わっていたと思う。
ほんとね、特性持ちのパートナーとのコミュニケーションで悩んでいる人、
ちょっとお試しにでも、物理的距離とるの本当にオススメです。
毎日一緒にいると絶対に出てこない外モード、少し距離をおくだけで発動してくれたら日々のコミュニケーションが本当にスムーズになります。
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物理的距離、神!
②大福の態度が穏やかになってきたから、トレインの戦闘モードが解除され特性が出にくくなった
自己分析の結果以下のポイントによって、大福のトレインに対する態度に穏やかさが生まれたと思います。
・物理的距離をとって、大福の中でのトレインの存在感が薄まった。
・離婚して他人という関係性が持てたことによる安心感で大福自身が回復してきた。
・嫌なら会わなければいいという選択肢を選べる環境。
・養育費をトレインがちゃんと支払ってくれている現状。
大事なのは、外モードMIXトレインだからといって特性が全くでなくなったわけではありません。
コロナ感染で苦しむ真っ只中に「定期代の3万取りに行っていい?」って素で聞いてくるトレインは健在です。
全くもって特性0にはならないんですけど…
それでも、離婚前に特性爆発200%を経験していると、
仮に特性が50%くらい出ていたとしても、だいぶ薄くなったように感じるんですよ(笑)
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感覚の基準値がズレてますけどね…
それくらい離婚前のトレインは問題行動だらけだった…
で、まぁ「これくらいなら無視しよう」というスルースキルも身についていて「きもいな」くらいでスルーできるわけです。
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大福も成長した…
③自身の問題行動&トラブルによって家庭を壊した(離婚した)ことでトレインが底づき感を体得した
離婚前、トレインの問題行動によってトラブルが起きた際にトレインがどのような態度をとっていたかを書きます。
こちらを先に読むとよりわかりやすいです。
おおよそこんな経緯を辿っていました。
この最後の「反省する素振り」と書いたのは、表面的には反省をしているような素振りを見せていても、ただのパフォーマンス(それこそ擬態)であることが多かったからです。
だから、通常であれば「反省→改善」になるところ「反省」だけで終わり「改善」はできませんでした。
「本質的には何も反省できていない」けれど「大福が怒っているから反省しているそぶりをしていた」のです。
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怒られたら反省する流れがルーチン。
だから何に怒ってるかなんてわからない
ただ、このルーチン行動については
大福が、そのルーチン行動をより強めてしまっていた部分も否めないと今は少し反省しています。
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少しだけですよ(念押し)
通常何か失敗したりトラブルを起こした場合、自立した大人であれば、自分で問題解決をすることが当たり前であり、その一連の行動が責任をとることにつながっているわけです。
それが、トレインの場合は、トレインが起こしたトラブルなのに、問題解決能力のないトレインを見かねて大福がトレインの問題を尻拭いして助けていたわけです。
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結果的にトレインは何もしないで済んでしまう
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反省して謝ってれば、全部片付けてくれるし楽ちん
→それでOKだと思うと流れをルーチン化させてしまう
「大福はやってくれる人だから、やってもらっていいんだ」というトレインの認知の歪み、それがトレインのルーチン行動をより強化させてしまったと思います。
また、トレインは大人になってからも自立経験がなく、実家や当時の恋人の家を点々とした後に大福と結婚し、大福がトレインのサポートをしてきてしまったために自己解決する能力もないまま生きてきてしまいました。大福は家族を守りたい一心ではありましたが「本人に取らせないといけなかった責任」を「変わりに背負ってきてしまった」し、トレインにとっては「大福が自分にはできないことをやってくれる人」であり、もはやそれが「当たり前」だったのだと思います。
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これは、本当に本人のためになっていませんでした
直接的な離婚の引き金になったのは借金400万が発覚したことでした。
結婚前から「借金したら即離婚」という約束をしていて、その最後の一線を破られたわけなのでゲームオーバー感も当然ありましたが、同時に「もう自分も耐えられないし、本人のためにもならない」ということもはっきりとわかりました。
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やはり「自分で」責任を取らせないといけないですよね
その後大福がやったことは、任意整理のために法テラスの連絡先を教えただけです。
借金の建て替えも1円もしませんでしたし、離婚後はすぐに家を追い出しました。
トレインは、助けてくれると思い込んでいた人が助けてくれないどころか離れていき、自分ではどうやって問題解決したらいいのかわからないわけなので、人生で過去最大級に困って落ち込んだと思います。
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毎日レンタカーで寝泊まりしてた。
ずっと泣いてた。
と後日談で本人が言っていましたが、当時のトレインは、自閉モードが全開して(鬱もあったと思う)他責思考もすごく強かったので
・どうして自分がこんなつらい目に遭うんだろう
・こんなに困っているのに誰も助けてくれない
・もう俺の人生は終わりだ
・俺はこれからどうしたらいいんだろう
・取り返しのつかないことになった
・家族に申し訳ない
・なんでこんなことになったのかわからない
・自分の不甲斐なさのせいで迷惑かけて申し訳ない
といったネガティブ思考がぐるぐるしていたと思われます。
その一方で、現実逃避して問題(借金の整理)を先延ばししようとするので、
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そんなことよりさっさと法テラスいけよ
て思ったものです。
ただ、まぁ、ここまで落ち込んだことによって「底づき感」をトレインはようやく感じたのだと思います。
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俺終わってるよねって当時よく言ってたよね
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うん、俺の人生終わったなって思ってた
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実家から見捨てられ、サポートしてくれていた妻に見捨てられ、無職・日雇い労働で借金400万抱えて自宅もなくホームレス同然の中年だったもんね。
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きつかった…当時はホントにきつかった…
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でも、あの体験がなかったら、今頑張れていないでしょ?
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確かに、あそこまで追い詰められてわかったことはたくさんあった
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人生の厳しさみたいなところだよね
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俺が悪いんだって思った
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200%そうだ
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…
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今まで家族を守るために必死にやってきた大福を、酷いかたちで裏切ったから、自分がやったことが全て返ってきたんだね〜
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でも、だからこそ仕事頑張ろうって思える
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今の上司が拾ってくれなかったら今頃本気でやばかったよね
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うん、そこは本当に感謝している
こんな感じの話しをしたことがありました。
でも、よく考えればこの行き詰まり感は、
過去のトレインが問題を先延ばしし続けたことによって起きた結果なわけで、つまりはもっと早い段階でトレインが自分で乗り越えてこないといけなかった課題だと思うのです。
それを先延ばししてきて、結果的に全部がまとめて出てのが、たまたま離婚だったのだなと。
皮肉なものですが、その離婚という出来事によって
トレインは人生の底づき感を体得することができ、
先延ばししてきた本質的な問題を乗り越えなければいけないと自覚できたのだと思います。
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まさに離婚がトレインにとっては蘇生の義
本当の意味で人が変わるのは、底づき感を体得した時
まとめとなりますが、発達特性があるなしに関わらず、
「底づき感」は人が変わるため大きなきっかけになると思います。
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つまり、まだ落ちる余白があるうちは人は変われない
どんなことでもですが、その人にとって「これ以上状況が悪化するのは勘弁だ」とか「もう自分の力だけじゃどうにもならない」とか、
もっと簡単にいえば
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もう懲り懲りだ!
とか
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こんな思いはもうたくさんだ!
という感覚。
これが自分自身の身に起きたときに人は変われるのではないかなってトレインをみていると思います。またこの感覚って、誰かが助けてくれたり守っているうちはわからない感覚でもあると思うんですよね。
なので、この一件に関して大福にも改める余地があるとしたら
トレインを変えようとしていたこと
ここに尽きます。
変わってもらわないと家族がやっていけないから困るとか、
トレインにまだ期待もしていたと思います。
でも、本当に変わってほしいと思うなら、下手に助けず正面から問題に向き合わさせたほうが良かったし、もし助けるのなら、それによってトレインが変わるかもなんて期待はしないほうが自分も苦しまなくて済んだとも思う。
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結局人って変えられない
大福はトレインで人を変えることの難しさを学ぶことができました。
またそれと同時に、本人が本当に変わりたいと思えば人はいつでも変わることができるということも目の当たりにしました。
そして、発達障害グレーゾーンのトレインの場合、自ら変わりたいと思うには、言い聞かせたり説得させたり失敗の尻拭いをしたりするよりも、本人に経験させるのが一番てっとり早く自覚を持つことができたということです。
「この先を想像する」とか「今目の前に起きていない事態を考える」とかが苦手なので、だったら実際に体験させてしまい、今目の前に現実問題として起こしてしまうということですね。
荒療治でもあるわけですが。
その結果、トレインの場合は+に働いたので、離婚して本当によかったなって思っています。
もちろん、離婚しないですめばそのほうが子どもにとっては良かったかもしれません。
大福も当然わかっていたので色々手を尽くしてきましたが、トレインの場合は離婚までいかないと変わることができなかったんだと思います。
正直、今が一番関係性は良好だと思いますよ。
離婚前より子どもを中心とした家族間の連携は取れてると思います。
ただ、結婚生活で受けた心的被害や金銭的損失は本当に酷い状況なので、誠意をもって過去を償ってくれることが、良好な関係性を保つためには必須です。
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反省は猿でもできる。
改善してこそ、人である。
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そのためには、厳しい選択も時には必要ってこと
何かの参考になれば幸いです。
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