前回の記事では私とADHD夫:ハピネスがDINKS(Double Income No Kids)=子供を作らない共働き夫婦というライフスタイルを続けた理由と、メリット・デメリットを紹介しました。
DINKSに満足し、後悔もなく過ごしていた喜怒哀楽嫁ですが、結婚して数年が経ち「子供が欲しい」と思うようになりました。
今回はDINKS派から一変!私が子供が欲しいと思った理由をご紹介したいと思います。
※女性特有の内容も含まれます。
DINKS派だった私
前回の記事でもご紹介いたしましたが、元々私はどちらかというとDINKS派。
結婚してからも遊びや旅行・飲み会を優先するような生活をしていたし、それが楽しくてしょうがありませんでした。
時間やお金の自由を好み、家庭内での責任や制限は性に合いません。
そして結婚生活が続くと、ハピネスのトラブルが続出。
その対応だけで精一杯です。
繰り返す脳内離婚&離婚届を突き付ける事案がある度に子供がいなくて良かったと思っていました。
でも、いいところもたくさんあるし、やっぱり見捨てられず結婚生活はなんだかんだ続いています。
ADHD夫の症状と向かい合うのは一進一退。
様々な工夫でクリアしたと思ったらまた同じことを繰り返したり。
子育てをしたことのない私が言うのもおかしいですが、大きな子供を育てているようなものと思うようになりました。
ここにプラスで子供がいたら、完全にキャパオーバーすると思っていました。
周りの変化と自分の変化。
私は晩婚と言われる30歳過ぎてからの結婚で、結婚した時点では友人のうちの半分以上が独身でした。
友人達と定期的に遊んで時は過ぎていきましたが、次第に私の周りで結婚ラッシュが起こりました。
去年の結婚式参列は6回!
ざっくり同じ晩婚でも、すぐにでも子供が欲しい!」とみんな口を揃えて言います。
それでも独身の友人はまだまだ居るので、旅行に行ったり飲みに行ったりを繰り返してきたんですが、自分の中で少しずつ気持ちが変化してきました。
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私、遊びすぎじゃね?
年々歳を取るし、疲れやすくなってくるし・・・
そもそもこうして遊び回るのはとっても楽しいことだけど、楽しいことばかりするのが本当の自由なのかわからなくなってきたのです。
一生懸命妊活する友人の姿を目の当たりにして、将来についても少しずつ考えるようになりました。
周りからの「子供は?」を気にするように。
結婚してからすぐに「子供は?」と聞かれるようになりましたが、初めの頃は全く気にしていませんでした。
結婚式もあったし、二人でどっちでもいいねって話してると普通に答えていました。
しかし、何年か経ってからは「子供は?」の言葉に神経質になっていきました。
世間の風潮や、周りに妊活を頑張っている友人も居たからだと思います。
初めは友人のことを思ってイラッとしていましたが、だんだん自分のことに重ねていることに気がつきました。
実の親からの義両親からも言われた時は、本当に嫌で、距離を置こうとまで思いました。
私だけでなく、ハピネスはもっと周りに聞かれてたと思います。
ハピネス自身もたまーに「子供欲しいな」と言っていたのですが、自分のトラブル体質に気づいたのか、今の生活で満足しているのか、時が経つにつれて言わなくなりました。
聞いてみても、
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とまで言っていました。
私はこれにとってもとっても救われました。
ハピネスからも「子供欲しい!」と言われていたらとても窮屈に感じていたと思います。
周りからのプレッシャーは気になるけど、親になれる自信も覚悟もなかったので。
「子供は?」が気になり始めたのにはもう一つ理由があります。
子宮の病気と迫るタイムリミット。
元々私は生理が重いタイプなのですが、年々PMS(月経前症候群)がひどくなってきました。
特に30歳を過ぎてからは、もうひどい状態です。
・感情のコントロールができない。
・とにかくお腹が痛い!
・高熱が出る。
などなど。
1日目は仕事に行くのがやっとな状況でした。
生理の周期もバラバラになり、(これはハピネスに対するストレスもあったと思います。)生理が終わったばかりなのに出血するようになりました。(不正出血)
不正出血が続いたことで、婦人科を受診。
月経困難症と初期の子宮内膜症と診断されました。
このことについてはまた詳しく書きますね。
子宮内膜症の症状の一つに不妊があります。
治療は漢方薬かピルで、ピルを飲む=避妊です。
なんとなくそんな気はしていたけれど、結構なショック。
年齢も高齢出産になる間近です。
子供ができにくいかもしれない。
年齢もどんどん上がってく。
それなのに「子供は?」と周りから聞かれる。
診断が下りてからはもっと過剰に反応していました。
過剰に反応するってことは、やっぱりどこかで子供が欲しいという気持ちがあるんだと思いました。
そして真剣に子供を作るかどうか考えるようになりました。
ADHDの診断後、決心がついた
でもハピネスとの二人の生活もままならないのに育てることはできるのか?
病気のストレス・周りからのプレッシャー・ハピネスに対するストレスが重なって限界に達し、ハピネスがADHDの検査を受けることになりました。
病院に通い始め、薬が処方され、少しずつですがハピネスの症状が落ち着いたり、生活の工夫から本人も私も『生きやすく』なってきました。
週末婚を始めたのも精神的に良かったと思います。
離婚間近でしたが、やっとハピネスとの将来を真剣に考え、「子供が欲しい!」と心から思えるようになりました。
子供が欲しい!と思うようになってから。
子供が欲しい!と思い始めたのは良いけれど、病気や年齢のこともあるので、妊娠は簡単ではないと漠然と思っていました。
子供を意識するようになってから、自分の中でいくつかルールを決めました。
- 不妊治療はしない。
- 40代までには諦める。
- ハピネスに妊活を強要しない。
1の、不妊治療はしないと決めたのは、周りの友人を見ていて私にはできないと思ったからです。
不妊治療は肉体的にも精神的にもキツくて、私の友人2人は不妊治療の間性格が変わってしまっていました。
キャパが小さい私には、精神的に耐えられないと思ったからです。
2の、40代までには諦めるというのは、どこかゴールがないと今はそんなに思っていなくても、次第に固執してしまいそうだったからです。
子供の居ない生活を決めたら、新しく何かに挑戦したいと思っていたのでリミットを自分で決めました。
ハピネスも二人でも良いって言ってくれてるし、私自身もできなかったらDINKSを続けても良いなと思いました。
きっと私たちならDINKSを続けても楽しめると思っています。
また、自分の子供じゃないと絶対イヤ!とかもなかったので、里親制度もいいなと考えたり。
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それもそれで新しい人間ドラマが始まるね。
巻き込むことで、喧嘩が増えたり、お互いプレッシャーになる気がしました。
なので、子供欲しい!とはハピネスにもはっきり伝えていません。
意識して伝えなかった訳でもないし、ちょいちょい態度に出ていたと思いますが、スーパー鈍感なハピネスには全く伝わっていませんでした。
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え!嫁ちゃん子供欲しいの?
DINKS派から「子供が欲しい」と思うまでの期間は数年。
不妊治療については大変だというのはわかっていたつもりだったものの、妊活については全くの無知識です。
男性のハピネスなんてもっての外。
男性の中でも妊娠・出産について更に理解していない部類に入ると思います。
そんなこんなで、色々と調査をしながら私の(とハピネス???)の間違いだらけの妊活が始まりました!
これからこのブログでADHD夫との妊活についてや私の子宮内膜症についても伝えていけたらと思っています。
内容に直結したタイトルにしていきます。
内容によって、不快に感じたり、読むと辛くなりそうだなと思ったら読み飛ばしてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメント
こんにちは、初めまして。
私の夫もADHDです。結婚して6年です。
でもお嫁さんの様にうまく対処できません。今海外にいますが私自身のメンタルがかなり悪化しています。
ハピネスさんは、他の人の気持ちが読めないとしても、他の人の事を明らかに根拠が無いのに勘ぐったり、自分が嫌だと思う事を、いつまでも、ほっとけば一日中いってきたりとかは無いですか?
うちは衝動性が強いせいか、言葉が多く、こっちが参るほど何時間でも話してきます。そして認知の歪みからかとんでも無い事を思い込んでいます(大概はマイナスイメージ)
生活の色々な面のサポートに加え、この勘ぐりトークが一番応え、聞いてると気が狂いそうな事も。今夫に対して冷静に話せないほどになってます。夫を引っ叩いてしまうことも、それを抑えるために自分で自分を傷つけたりもありました。もう、自尊心がズタボロです。
私もお嫁さんのようにうまく対処して、できれば結婚続けたいと思ってます。でも自分がすり減ってもいます。
お嫁さんは自分がメンタルの診察が必要と思ったことはないですか?
ちなみに夫は検査で診断されたあと病院に行かなくなりました。そこまで生きづらさを感じてはいないのかも。
もっと早くこのブログに出会いたかったな。
つま様
お辛い中、コメントいただきありがとうございます。
他人事とは思えず、しっかりと返信したいので、
ブログ記事にて後日なるべく早く掲載させていただきたいと思います。
もちろん匿名で掲載いたしますが、
内容に関して不快に感じたりする場合はお問い合わせやコメントにて
メッセージをいただければすぐに削除するように致します。
取り急ぎコメントにて失礼致します。
早々のご返信ありがとうございました。
なんかADHD関連のブログや書き込みって、離婚前提でこれまでの恨みのようなものが多くて、私はそこまで思ってないんですが(夫も好きだし…)結婚を続けようと思う者にとっては結構読むのも辛いんです。
喜怒哀楽嫁さんのブログは読んでて生活面の工夫のことなど共感できる事もいっぱいです。ホッとします。そこに至るまで長い道のりがあったと思いますが。
お気遣いとご返信に感謝いたします。私のコメントを読んでくださっただけでも少し楽になりました。
つま様へ
返信が大変遅くなり、申し訳ありません。
本日返信ブログを公開いたしました。
今回は、コメントをくれたペンネーム”つま”さんへの返信ブログとさせていただきます。
いただいたコメントは、同じ悩みを抱えた方や境遇が似ている方の支えや共感に繋がると思います。
うまく気持ちを伝えられているか不安ですが。。。
本ブログのコメント欄は承認制をとっていますので、心ないコメントの投稿は掲載されませんのでご安心ください。