発達障害暮らし

ADHDと車の運転について。ADHD夫の運転トラブルと事故や違反防止のポイント

ADHDと運転 発達障害
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今回はADHD(注意欠陥/多動性障害)と車の運転についてです。

歩道から人が飛び出してくるんじゃないか?
割り込みされるんじゃないか?

車の運転には、標識への注意や、危険予測が必須になってきます。
ADHDの不注意や衝動性を考えると、運転は向いていないように思えます。

では、ADHDの人は車を運転してはいけないのか?
ADHD診断前は「人よりおっちょこちょい」なだけです。
診断を受けていない、隠れADHDの方もたくさん居ると思います。
車が必須な環境に居た場合、それを理由に車を手放すには難しいです。

ADHDの特性上、なるべく運転しないのが一番だと思いますがそうもいかない人もいます。
ADHD夫:ハピネスの運転の傾向から、事故や違反防止のポイントについて書きたいと思います。

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ADHD夫と車の運転

ハピネスは18歳で車の免許を取得!
その前にバイクの免許も取っています。
男子の憧れですね。

ハピネスは運転に携わる仕事もしてきました。
配送業で、現在の仕事の前に、一番長く続いた仕事でもあります。

ADHDと診断されるずっと前から車とは切っても切れない関係に。

助手席に乗っていると、運転のスキルや感覚はいいなとは思います。
どちらかと言うと私の方が下手くそかな。。
運転経験の長さや運動神経の良さからか、果たして温厚な性格からか。。。
基本的には安全運転です。

しかし、技術よりもハラハラすることがたくさんあります。
問題なのは運転スキルよりも不注意の多さです。
運転する上での不注意の多さもハピネスがADHDではないかと疑った要因の一つです。

車は走る凶器です。
ADHD診断後は、本当にADHDの症状を持つハピネスが車の運転をしていいのか?
本人だけならまだしも、他人を巻き込んでしまったら?
被害者は、ADHDが原因とわかったら「どうして運転させたんだ!」となるのは当然です。
ADHDは運転するな!となり、他のADHDの方の生活の権利を奪ってしまうことに繋がってしまうかもしれません。

事故防止と安全運転をするために、ハピネスの自動車運転の傾向と対策を練ることが必要と考えました。

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ADHD夫が起こした運転違反や車のトラブル

ハピネスは、免許証がゴールドになったことは一度もありません。
事故経験もあります。

ハピネスの運転違反や車のトラブルランキングは以下の通りです。

  1. シートベルト違反
  2. 免許不携帯
  3. 車の鍵トラブル(紛失やキー閉じ込み)
  4. 道路標識の見落とし

ハピネスの車のトラブルはとにかく不注意が優勢!

圧倒的に多いのはシートベルト違反です。
発進する前にシートベルトをせず、音がなり始めてからようやく装着したり。
運転し始めてから装着するのでモタモタしている間に捕まります。
知っているだけで3回は捕まっているので、本当にしょっちゅうシートベルトをしていないんだと思います。

不注意から忘れ物が多く、財布自体を忘れるので、イコール免許不携帯になってしまいます。
車の鍵トラブルも同様、鍵自体をなくしてしまったり、荷物の出し入れに気を取られてキー閉じ込みもなんどもあります。

道路標識の見落としで一番怖いの一時停止です。
慣れた道だと特に、停止が甘かったり、忘れそうになったり。
これは他人を巻き込んでしまう事故に繋がるので、絶対にしてはいけないことです。

衝動性が出た時の運転も要注意!

衝動性が出た時の運転も要注意です。
何かをしたい!しなきゃ!と思うと注意が散漫になることがあります。
特に焦っている時はハラハラします。
これはADHDかどうかには関わらず、万人に言えることですが、トラブルの多いADHDのハピネスは特に注意が必要だと思います。

ハピネスが今まで起こした事故は2回(ADHD診断前)。
幸い誰かに怪我をさせるような事はありませんでしたが、多大な迷惑をかけています。
若い頃のハンドル操作ミスと、体調不良で意識が朦朧として衝突。
ハンドル操作ミスはスキルの問題ですが、体調不良での事故は防止できたと思います。

食中毒の症状があり、今まで経験したことのないようなひどい症状だったのにも関わらず、仕事に行かなきゃ!と私が寝ている間に出発してしまいました。
意識が朦朧としての衝突だったので、焦ってぶつかった訳ではありませんが、衝動性が強くなると、優先順位のつけ方や危険予測が難しくなります。

 

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運転のトラブルは命の危険も!ADHD夫が運転する時に注意するポイント

ADHDの人は運転するな!という訳ではありません。
ADHDじゃなくても運転が苦手な人や、危険な運転をする人はたくさんいます。
公共交通機関と比べると車の事故が圧倒的に多いし、こちらが気をつけていても危険な運転をする人もたくさんいます。
極論、みんな運転しないのが一番なのですが、そうもいきません。
ハピネスも、仕事や日常生活において車は必須です。

ちょっとした対策をするだけで事故やトラブル回避に繋がります。
ハピネスの運転の傾向から二人でポイントを押さえて対策することにしました。
私も毎日のように運転するので、一緒に心がけています。

ADHDと診断され、対策を真剣に考え出してからは、違反も事故も今のところありません。

症状の出方や環境など、個人差があるのであくまで参考にしてくださいね。

1.何度も何度も注意する

一緒に車に乗る時は、車に乗る前からシートベルトを注意。
一時停止や道路標識を見逃しやすい場所でも声かけします。
完全に運転を任せるのではなく、自分も運転している意識を持って乗るようにしました。
何度も何度も注意するようになってから、ハピネスの中でも習慣になり、最近では注意しなくても気をつけるようになりました。
シートベルトの場合は実際に違反切符を切られて痛い思いをしているので余計気をつけるようになりました。

ハピネスみたいな人間には違反の取り締まりって大切。

2.薬を服用すると運転にかなり集中できる

また、薬(ストラテラ)を服用するようになってからは、情報をしっかり頭に入り、運転に集中できるようになったと本人も言っています。
目に見えるものもボヤッとしてたのがハッキリ見え、道路標識や看板などもしっかりと確認できるようになったそうです。

確かに薬飲んでる時の目と薬が切れた時の目の大きさは全然違う。。。

3.スピードがあまり出ないバイクをメインにした

自動車事故は人を巻き込むのが一番怖いので、本人の希望からスピードのあまりでないバイクをメインに使うようにしました。
風を肌で感じるので、ぼーっとせずに運転するようなことがなくなったそうです。
経済的にも車と比べて維持費が安くなり、助かっています。

でも本人の危険は増えるので、最後まで反対しました。。。
バイクの任意保険の加入率は40%とも言われていますが、ちゃんとした保険に入りました。

4.準備をしっかりする!時間に余裕を持つ

これは当たり前のことですが、当たり前なこと程難しい!
道の確認から余裕を持ったスケジュールなど。
焦ると衝動的な行動になってしまったり、パニックになって症状が悪化してしまうので心がけるようになりました。
準備や余裕を持った行動は大抵のことに役立つので癖づけるのが大切だと自分も身にしみて感じています。

出かけるときはハピネスに任せっきりだった運転ですが、一緒にルートやスケジュールを考えるようになりました。

5.大切なのは想像力!危険が予測される時は運転しない

バイクがメインになったので、いくらスピードがあまり出ないと言っても自損事故の危険は増えたと思います。
雨の日や、寝不足や疲れが溜まっている時は私が送迎したりしています。
疲れが溜まっている時はどうしても不注意の特性が強くなってきます。
本人も自分でわかっているので、車を運転する時は途中で休憩したりするようになりました。

6.なるべく公共交通機関を使う

通勤は車でないと難しいですが、2人で出かける時はなるべく公共交通機関を使うようになりました。
公共交通機関を使うことで割引があったり、車の置き場も困りません。
一日乗車券を買ってプランを練るのもとても楽しいです。
ガソリン代も浮くし、運動にもなるし、エコにもなります。

また、次回引っ越す時はなるべく職場に近いところや、車以外の方法で通勤できるような場所にしようと思っています。

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夫婦で運転する際は自分の運転も気をつけるいい機会に

自動車事故は誰でもあり得ることです。
ADHDじゃなくても、運転ミスをしたり、間違えることもあります。
ただ、ハピネスのようにADHDの不注意の症状からくる車のトラブルもあると思います。
それを重く受け止めて、対策を考えることで、私自身も安全運転に近づけたと思います。

本当に車で行かないといけないのか一度考えて行動するようになったのも大きいです。
歩いていると今まで車では見えなかった景色も見えるし、新しい発見もあります。
車を使わない習慣や、環境を整える事は将来の備えにも繋がります。
年を重ねて、運転ができなくなったり、ケガをした時など。
車はやっぱり便利でラクだけど、車に頼りきった生活から離れるのも大切だと思いました。

対策をしてもあまり改善しなかったり、重大な事故の危険が高い場合は思い切って車を手放してもいいかもしれません。
車のない生活もいいこともたくさんあります。

ADHDの診断前は車の運転について当たり前になっていて、深く考えていませんでした。
安全運転への見直しや、事故防止対策・車のない生活を考える事は、パートナーである私にもいいきっかけとなりました。

もしかしたらハピネスに命も救われているのかも!!
ありがたやーーー!

最近ハピネスの生きづらさを解消する生活は、「丁寧に生きる事」だと思っています。

喜怒哀楽の激しい私も、ハピネスのおかげで自分を見直す機会も増えてきました。
ADHD夫との生活は、学ぶこともたくさんです。

まぁ昨日もキレたんですけどね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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