お金のこと

シングルマザー(母子家庭・ひとり親)の手当てやリアルな現状教えます!

シングルマザーがもらえる手当とリアスな現状のサムネ お金のこと
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シングルマザーの大福です。

大福は離婚する前、ひとり親になった場合の国の助成金などをほとんど調べていませんでした。なんとなく「多少のお金が出る」くらいの認識で漠然としていました。

離婚後、自治体の窓口に言ったら「そもそも申請ができる状況が整っていない」ことが発覚して、そこから大変な思いをして手続きを済ませた経験があります。

そんな大福より、今回はひとり親になったらもらえる手当てや、その実態についてまとめました。
大福が東京在住なので、東京の方はより実態として捉えてもらえると思います。
事前に知っておくと、離婚準備にも役立つ情報になっていますので、ぜひ参考にしてください。

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手当の種類

シングルマザーになった場合、以下の4点の手当てを受給できる可能性があります。
障害児持ちのママでない限りは、1と2がメインの手当です。3は東京都のみの制度です。

児童手当

子供がいる年収1200万円以下の世帯に支給している手当てで、一番メジャーなのでニュースやSNSでもよく話題にあがります。
3歳未満は月15,000円、3歳からは月10,000円が、15歳になる年の3月まで支給されます。
支給月は2月・6月・10月の年3回(4ヶ月分がまとめて)支給されています。

注意点は、ひとり親になった場合、支給が開始されるのは、原則子供が自分の戸籍に移動してからになります。
大福は、まずここに躓きました。離婚した相手の戸籍に子供がいるうちは、相手の口座に振込まれることになるので、重要です。

とはいえ、そもそも戸籍の移行手続きは基本的に時間を要するものなので、行政もそこはちゃんと対応を取っていますのでご安心ください。
離婚した相手方から「児童手当・特例給付受給事由消滅届」という書類に一筆もらい提出すると、親の親権を持っている人に戸籍変更前でも振込先を変更することができます。

大福の場合は、離婚直後の元夫は発達障害の特性が爆発していた時期で逃亡中だったため、「児童手当・特例給付受給事由消滅届」を元夫にサインさせるのにえらく苦労しまして、受給開始時期が遅れてしまいました。手続きが完了した時はホッとしたのを覚えています。

また、児童手当は、所得制限の撤廃について現在検討されていて、高校生までに支給期間を延長する見込みがあります。子ども手当の所得制限が撤廃されてもあらゆる方面から税金を取られるので、結局増税理由の言い訳されるのが関の山ですけどね・・・。

児童扶養手当

子供がいるひとり親世帯に支給される手当てです。
子供が18歳になる3月まで受給できます。
所得(手取り)によって支給金額が約1万円〜4万円のレンジで変動します。

扶養人数    満額支給            一部支給
児童1人    43,070円         43,060円~10,160円
児童2人    10,170円         10,160円~5,090円を加算
児童3人以上  1人につき6,100円を加算  6,090円~3,050円を加算

重要なのは、手取り換算で年収230万円を超えると対象外でもらえません。
月で計算すると約19万円くらいなので、フルタイムで働いて手取り月20万円あったら、始めから対象外の仲間入りということになります。満額支給対象は、手取り年収が87万円以下。87万って、月で約7万円の手取りです。

仮に、子供一人親一人で生きていくにしても、全く足りていません。
年収230万円(手取り)で対象外になるって、何のための制度なのか。

児童扶養手当は、よく、ひとり親に対する攻撃のターゲットになることがあります。
「ひとり親が、楽して手当てもらっている。税金泥棒!」みたいなコメントをSNSでちらほら見かけます。

いや待って、現実知らずに逆恨みするでない。

「子供抱えて手取り20万円で手当てなし」のどこが税金泥棒?
たとえ満額のもらえたところで、月7万円の手取りと扶養手当4万円でどうやって生きてくの?ってはなしなわけです。
こちらからしたら形ばかりの制度で、何を手当てしたいのかもよくわからない。

養育費をもらっているシングルマザーの割合は約25%程度。養育費(シュミレーションはこちらから)も算定表のとおりであれば、それだけで十分やっていけるような金額がもらえるわけでもありません。大半の人がフルタイムやフルタイムに近い形で働いてる人がほとんどです。
お気楽シングルマザーをできる人なんて、実際は、ほんの一握りです。
大福も来年から対象外に仲間入りの見込みです。

話しを戻して、支給月は1月・3月・5月・7月・9月・11月です。
毎年8月に現状報告を行い、報告した内容で翌年支給対象かと対象の場合の金額が決定し、
1月から新しい支給内容に切り替わります。

児童育成手当て(東京都のみ)

東京都独自の施策で、18歳未満の子供をもつ、ひとり親家庭に対して支給される手当です。
月の支給額は13,500円(障害者の子供の場合は15,500円)が支給されます、
支給月は児童手当と同じ2月・6月・10月です。
子供の扶養人数によって所得制限の金額が変わります(子供が多いほど所得上限が上がる)。

1人   398万4000円
2人   436万4000円
3人   474万4000円
4人   512万4000円
※手取りの金額です

住宅手当

ひとり親家庭を対象に、家賃補助を行う制度ですが、自治体が主体の取り組みなので内容にかなりばらつきがあります。
大福は、自治体の助成基準をみて、「これじゃ生きるか死ぬかくらいの家庭じゃないと使う機会ないじゃん」という感想しかなく、そっと画面を閉じたのを今でも覚えています。
東京の家賃相場は全国でもTOP1の高さ。普通に暮らすためには家賃にそれなりのお金を割く必要があります。
実態として大半の人に役に立たない手当ては、全然意味がありませんし、そこまで積極的にやりたいわけでもない内容に見受けられるので「救済措置」程度のものなのだろうなと理解しています。

この手当てを受けることを考えるなら、公営住宅へ入居したほうが「家賃」という固定費は負担が軽くなると思います。
ひとり親家庭は公営住宅も優先的に入居させてもらえるので、大福も検討したことがありましたが問題がありました。

「ペット不可」

どこを見てもペット不可。
大福は現在愛猫と暮らしており、猫を手放す気は絶対にありません。
よって公営住宅も諦めました。

補足:子供が障害児の場合

子供が障害児だった場合は、上記の他に「特別児童扶養手当」「障害児福祉手当」「特別障害者手当」も受給できる可能性がありますが、こちらは障害者本人や障害者を育てている家族、支えている配偶者を対象にして支給されるものです。障害児に範囲が限定される内容のため、今回は割愛させていただきますが、お子さんが障害児の場合は(特に手帳1級、2級の方などは)必ずチェックしてほしい手当になります。

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