こんにちは〜!いも子です!!!
発達障害(ADHD/ASD)の夫:ハピネスはADHDで精神障害者保健福祉手帳3級を交付されています。
初診から継続的な通院が必要と感じ、半年が過ぎた頃に障害者手帳について考え始め、約一年後に交付に至りました。
発達障害で障害者手帳が交付されるとは思ってもみませんでした。
今回は手帳申請の理由と、ハピネスの手帳の活用方法や免除される事柄の詳細に合わせて、なぜ発達障害が障害者手帳交付の対象なのかをユーザー視点で考察したいと思います。
障害者手帳を申請した理由
とにかく追い詰められており、自覚をしてほしい。(パートナーの目線から)
ハピネスに対して発達障害を疑い、初めて病院に行った時は、いも子はとにかく追い詰められていました。
通院してしばらく経っても、言われてるから薬を飲んでいるだけで本人に自覚はなし。問題行動もすぐには収まらなかったからです。
手帳を持つことによって、自覚を持って欲しかったのというのが一点。
お金のトラブルが大きかったので、金銭面での悩みが多く、生命保険には入らない選択をしたので、将来への不安もあり、藁をも掴む勢いで手帳の申請をしました。
保険については以下の記事にしています。↓
本人に抵抗がなかった
これも大きな理由の一つです。
手帳交付対象の精神疾患を患っている知り合いも何人かいますが、心理的に抵抗があって申請しない人がほとんどです。
手帳を持っていることで、色眼鏡で見られるような気がしたり、収入があるのにセコいと思われそう。。。だったり。
なので、手帳の申請をハピネスに提案する時も少しだけ気を使いました。
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障害者手帳は抵抗あるよね??
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全然ないよ!会社にはなんとなく知られたくないけど。。。
病院が手帳申請に積極的だった
いも子は発達障害で障害者手帳が交付されるなんて、思いもよらず。
しかし、初診の際に、病院の受付の方から、自立支援医療者証と障害者手帳の申請についてのプリントと共に、必要な時は言ってくださいと声をかけてくれました。
手帳申請のための診断書を渋る病院もあると聞いたことがあるので、病院によるのかもしれません。
ハピネスの病院は積極的だったので、申請のハードルも下がりました。
継続的な通院が必要と感じた
初診の際に、今の状況を改善していくには、薬の服用と長い時間がかかると医師から説明がありました。
この状況が続くのは私が耐えられないのは目に見えていたし、離婚の未来しかなかったため、継続的な通院は必須事項でした。もちろん今も変わらず。
所持するメリットが大きいと思った
手帳を所持することによって、減免や割引・様々なサービスを受けることができるので、メリットが大きいと思いました。
デメリットとしては以下の通りです。
・医師の診断書(有料)や申請手続き・更新手続きが必要。
・職場に知られる可能性がある。
障害者手帳申請の流れ
・申請書
・医師の診断書
・マイナンバーカードまたは通知書
・手帳用の写真
初診日から6ヶ月経った後に、医師に診断書を作成してもらいます。
ハピネスの病院では、診断書に必要なカウンセリングを行うとのことだったので、私も同行して、ハピネスの問題行動や困り事についてペラペラ喋りまくりました。
更新の際の診断書は↓の記事でご紹介した問診票になりました。
診断書発行に1ヶ月程かかり、その後必要な書類を役所に提出しました。
ハピネスの病院の診断書の料金は8000円程でした。
さらに1ヶ月程で、交付のお知らせが届き、手帳を取りに行きました。
程度にもよるようで、発達障害でも交付されない場合もあるようです。
反対に、発達障害でも2級を交付されたケースもあります。
障害者手帳3級でできることとハピネスの精神障害者手帳の活用方法
精神障害者保健福祉手帳では、3級と2級で、適用される項目に違いがあります。
3級では適用されないということもしばしば。
例えばNHKの料金は3級は割引・免除の対象外です。
テーマパークやイベントなど
映画館や美術館・テーマパークでは、手帳所持者の割引が多くあるので、活用させてもらっています。
設定方法は様々で、同伴者と共に同じ割引だったり、本人のみ、同伴者のみに適用されたりします。
ディズニーリゾートでも障害者向けのチケットがあります!
詳しく記事にしています↓
交通費・駐車場利用
交通費に関しては、行政によって異なるかもしれませんが、いも子の地域ではICカードが付与され、県内であればほぼ免除されます。
駐車場も、行政管理のものは割引されることが多いです。
控除
精神障害者保健福祉手帳3級の控除は以下のとおりです。
所得税:所得金額から27万円が控除
住民税:所得金額から26万円が控除
確定申告しても特別徴収税額決定通知書でバレる場合があります。
年末調整の時に書いてなければ、わざわざ言われることもないかと思うので。
それも嫌だという方は還付申告がおすすめです。
確定申告しなくても5年以内なら還付申告が認められます。
なので、確定申告が終わった頃に還付申告すれば通知書に記載されることも避けることができます。
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住宅ローン控除でほとんど使っちゃうんだけどね
手帳を所持してよかったこと
1.金銭面
発達障害の特性が起因することによる金銭トラブルが多いため、出費がかなり多いです。衝動性や、トラブル、社会の仕組みを知らないで損をしたりです。
また、服用している薬により、医療保険・生命保険や収入保障といった保険も入りにくいです。入れたとしても緩和型の保険で割高になったり、保障される内容が限定的になってしまう場合もあります。
学資保険も住宅ローンも告知が必要なため、健康な定型の方と比べると将来の不安も大きくあります。
そのため、自立支援医療制度だったり、障害者手帳での割引や控除は生活面でも精神的にもとても救われています。
2.圧倒的に足りない経験を積む
割引がきくことで、出かけることに躊躇することが減りました。
ハピネスの場合は、旅行やイベント・お出かけの経験が圧倒的に少ないです。
他者とのコミュニケーションが苦手なため、一緒に旅行したり、遊びに行くというまでの交友関係が作れないのです。
いも子はアクティブなので、ハピネスを様々なところに連れてくと、
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こんなのはじめて
と楽しそうです。
子供と二人で行った方がラクな時も、割引があるなら連れてってやるかとなります。
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僕が居ると安くなるでしょ!
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いや、お子と二人で行く時と変わらないから誘ってるだけ
3.公共交通機関に触れて、常識を身につける。
公共交通機関の免除も助けられています。
これがあるから、自分で電車に乗ってみようと思うようになったからです。
今でもバスが通ってる道でも何時間もかけて歩いたり、乗り間違えや乗り過ごしなどしょっちゅうですが、失敗の体験を積むことでインプットされてると思います。
また、社会の縮図のような乗り物の中で色んな人を見て常識を身につけてもらえたらと思っています。
なぜ発達障害に障害者手帳が交付されるのか?
障害者手帳は割引や免除などに注目されがちです。
もちろん金銭面でも大変助かってるのですが、より人間らしい楽しさを体験しやすくなるなと思いました。
映画で繊細な感情を知ったり、常識を身につけたり、ハピネスの力になっていると感じます。
生きづらさを減らす助けになっています。
きっと公共交通機関の免除がなければ、自分からすすんで電車を利用することもなかったと思います。
そういう理由で発達障害が障害者手帳の交付対象になってるのかなーと、いも子は思っています。
発達障害を明るく乗り切るために一役買っている、そんな気がするんです。
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