発達障害

【発達障害】特性の出方には一定のサイクルがあるのではないか?という考察

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台風がやってきているそうで…
気圧のせいか偏頭痛に悩まされる大福です、こんにちは。

さて、発達障害のパートナーの様子を見ていると「特性がすごく出ている時期」と「そうでもない時期」がありませんか?
大福は、発達障害(グレーゾーン)の元夫トレインを見ていて「特性の出る時期」と「そうでもない時期」を一定サイクルで繰り返していることに気づきました。

今回は、発達障害の特性が出るサイクルに焦点をあて、
元夫トレインを事例に考えてみようと思います。

なお、発達障害の自覚がある方、カウンセリングやトレーニングを受けている方などは、
この限りではないと思います。
あくまで、大福個人の見解で元夫トレインを事例にして考えたことであることをご了承いただき、発達障害のパートナーとの付き合い方において、何かのヒントになればいいなと思います。

それではいってみましょう!

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大きなサイクルの流れ

まず、元夫トレインの場合、ざっくりと以下のサイクルを繰り返していました。

平和期→特性爆発期→反省期

このサイクルを時に応じて期間が変動して、ぐるぐる回っていると考えています。

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特性が落ち着いている「平和期」

まず、はじめに「平和期」。

これは、発達障害の特性が小康状態になる時期で、やらかし事が発生しなくなり、平和な日常を送れる期間であったので「平和期」としてみました。

普通の日々が過ぎていくので、大福は「なんだか最近平和だなぁ」と思ったりしたものです。
ですが、そうやって平和を感じ始めると、そろそろ平和期の終わりでしたね。
なぜかというと、大福にとっては「平和期」なのですが、トレインにとっては「我慢期」だったりするケースが多かったように思います。
なので、トレインの我慢の限界がきたら、平和期は終わりを迎えるのです。

まだ大丈夫だ、俺はまだ頑張れる…
(実はストレスを溜めていってる)

ちなみに平和期の継続期間は、トレインの我慢強さや、トレインが抱えていたストレス負荷によって変動していました
なので、大福がトレインのストレス状況を適切に把握できない時は、トレイン自身は問題を自己解決できないので、トラブルが多発していましたね。

ストレス源が解消されない限り、ストレスはなくならないからね!

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ついに出てくる「特性爆発期」

トレインの忍耐力・我慢力が限界を迎え、ストレスフルになって溜め込んでいた特性が爆発する期間です。

がおー!もう我慢できないぞ!!!

パートナーにとってはまさに地獄のような期間

トレインの場合、この期間中に、ゲームセンター依存・借金・無断外泊・帰宅拒否・無断欠勤・勝手に仕事退職・レンタカー車中泊などなどの問題行動を起こしました。

大福に実害として問題が次から次へと降り掛かってくるので、何かしらの対策をやらざるをえなくなります。

なんといっても自分じゃ止められないの

そして、大福もストレスがピークに。
夜中まで話し合っても永遠に問題の本質を理解できないし、反省するどころが開き直り、しまいには逆ギレしてくるトレインを相手に、大福も相当なダメージをくらって体の調子も悪く、抑うつ状態になったりしていました。

まさにMAXカサンドラ祭り!

トレインは、大福が何を言っても聞く耳をもたず、完全に自分の世界の閉じこもってしまい、話し合いにもなりませんでしたね。まさに、暖簾に腕押し状態。
トレインの頭と心に、大福の言葉が届かず「ここにいない」みたいな、言い表しがたい違和感を感じてましたね。

自己解決できないのにトラブルを起こされるのが、本当にストレスでした。

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やっと訪れる「反省期」

特性爆発期に、問題の大きさによっては両親や兄弟を巻き込む事態に発展します。
そして、時間の経化とともに、段々と自分に問題があったことをトレインがわかり始めると、一気に反省モードに切り替わります

特性爆発期にやらかしている事って本人の中で良し悪しの判断が全くできていないことが多いです。そのため、すぐに反省することって少なかったです(つまり反省期までには時間がかかる)。

俺が悪いの?何が悪いの?

悪気があったわけじゃないし、謝ってるし、仕方ないでしょ。

自分がやったことが相手にとってどれだけのことかも

想像できないですしね。

ただ、一度反省期に入ると、今までの反抗的な態度は消え、ひたすら謝ったり、自分がいかにダメかを語りだしたり、パートナーへの謎の感謝タイムが始まったりします

俺なんてどうせ大した人間じゃないのに…こうやって支えてもらったのに酷いことをしてしまった…俺なんて最低だ…情けない…申し訳ないと思っている…こうやって怒ったりしてくれて…大福には感謝の気持ちしかない…大福は本当にすごい人だよね…それに比べて俺なんて…(以下繰り返し)

とにかく許されようとして大げさなパフォーマンスになります

昔は、私が許すまで何時間でも座ったまま沈黙(フリーズ)してることも多かったです。
昼間から夕暮れまで居間で止まって座ってたことあります。

どうしたら許されるか分からないから止まってた
(思考停止状態)

放置して子どもと出かけて帰ってきたら、電気もつけないで真っ暗な部屋にまだ座ってて、銅像にでもなったかと思いました

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どうしたら「平和期」を続けていけるのか

反省期が終わるとしばらくは平和期になるので、大福はやっと一息です。
一息とはいっても、特性爆発期から反省期にかけてくらったダメージが大きく、カサンドラ側からしたら「回復期」といったほうがいいのかもしれません。

ここで大きく課題になるのは、トレインは、許されると問題そのものを忘れてしまうということです。

ADHDと知能の関係ですぐ忘れるよ

つまり、反省は一時的なものであり「改善したわけではない」というところがミソです。
衝動性や依存・過集中などは発達障害の特性が原因なので、正直なかなか治りにくい。
どう表面化するかは別として、姿・形を変えて、今後も同じような問題が起きると思ったほうがいいなという体感あり。

仮に、そうやってトラブルを何度も何度も何度も何度も繰り返していけば、多少トレインの中で認知が変わると思いたいですが、知能も低めなので定型発達の人に比べると、何倍も時間がかかります。

また、発達障害は加齢とともに特性が悪化する場合もあり、実際中年に差し掛かったトレインの問題行動は年を追うごとに酷くなっていったのですよね(そして離婚に至る)。

トレイン自身を変えることは難しい

じゃあどうするかというところで、現在大福がトライしていることは…

トレインの環境をある程度把握しながら、本人のストレスコントロールに注力して、爆発期を引き起こす原因となるストレスを溜めないようにケアをする。

というもの。
本人がストレス耐性をあげることも大事ですが、今あるキャパシティからストレスが溢れ出ないようにサポートすることで、平和期が長く維持できるのではないかというのが現段階の見立てです。

とはいえ、全てを把握してコントロールすることはできないので、そのうち何かしらの問題行動を起こすことはありえます(それが嫌だから離婚して距離をとったわけですが)。

ただ、この考え方に基づいてトレインをみるようになってから

今って何期だろうな?

という目で、トレインをみるようになったんですよね。
特性爆発期だったら「何がきっかけでこの特性って落ち着けられるのかな?」って考えたりとか。

それで、やっぱり、特に大事だなと思うことが1つあって、
トレインにとって合わない環境に身をおいている時に、わかり易く特性が爆発していたので、逆にいうと「いかに本人の特性にあった環境に身を置けるか」という点です。

その意味で「家族」と「向いていない仕事」に不適合を起こして特性を爆発させていたトレインは、離婚して家族から離脱し、日雇いバイトをきっかけに好きな仕事を見つけ一人で自由にやっているので、むしろ今が「特性にあった環境に身をおけている」といえるのかもしれません。

・発達障害は脳の働きの偏りなので、それ自体を治すことは難しい。
→トレインは持病があって薬飲めませんが、ある程度のコントロールが可能なので、薬を飲める人は飲んだほうがいいと個人的には思います。
・本人を変えるより、本人に合わせた環境を探したほうが安定が早い。
→経験的に、無理させるのは特性を悪化させる傾向が強いと思います。
・自己コントロールができないので、誰かに客観的に観察してもらう。
→特に何がストレスになっているかを気にしてあげることが大事です。

いも子さんのこちらの記事も参考になるのでよかったら読んでください!

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