発達障害

ADHD・ASD・境界知能の夫。もし合併じゃなかったら?単発の事例と共に考察します。

単独と合併について 発達障害
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どーもいも子です!!!

夫:ハピネスは、発達障害診断済みです。

ADHD(注意欠如・多動症)・ASD(自閉スペクトラム症)の併合です。

そして、軽度知的障害一歩手前の境界知能(IQ70台)が加わります。

ADHDのみ、ASDのみ、境界知能のみ、それぞれ単独で持っている知人がいるので、

事例と共に合併との違いとトラブルの深刻さを考察したいと思います。

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ADHD・ASD・境界知能を併せ持つ夫

ハピネスが暴走する時は発達障害の特性と性格・環境・生育過程や経験などの様々な要素が関係していると考えられるのですが、この境界知能が結構な曲者なんです。

トラブルが長続きしたり、歯止めが効かない底なし状態になってしまうのを助長するような。

初診時からADHDの診断をされたハピネス。

ADHDのみで数年通院・服薬を続けていました。

え、ADHDだけでこんなにひどいの???

きっかけはX(旧twitter)だったのですが、発達&カサンドラ界隈でも突出してトラブルが多いんですよね。

トラブルの内容や頻度が想像の上をいく感じで、界隈の中でもヤベェ存在でした。

合併について詳しく書いた記事はこちら↓

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単独と合併:ADHD単独の事例と比較。

ADHD単独の知人の例

知人が最近受診したところ、ADHDと診断されたそうです。

ASDの兆候や境界知能はなかった知人男性。

確かに不注意だったり衝動的な行動も多いんですが、それがうまく作用していて友人も多いです。

行動力があるので、誘いにすぐ乗ってくれたり、遠くから駆けつけてくれたり。

とってもアクティブで明るいです。

しかし、突っ走り過ぎてしまって、婚約が破棄になってしまったことをきっかけに受診。

振り返ってみると、授業や仕事中に落ち着かなかったり、衝動的な行動(無駄遣いや一人旅)があり、診断された時は腑に落ちたそうです。

ADHD単独の知人と合併のハピネスの違い

ハピネスと違うところは、友達が多くて、悩んだらすぐに相談して自分で調べて行動するところです。

あと、優しくて思いやりのある発言や寄り添った発言もよくしてくれます。

言語化が上手なんだね。

心の中では言ってるんだよ。

目的のために直進するところは似てますが、そこに「相手」がいるんですよね。

ハピネスはやっぱり「自分」が強いです。

ハピネスがADHD単独だったら?

私は実はハピネスのADHD的な部分は許せることが多いんですよね。

この知人も好印象です。

ハピネスがしまったー!って言ってる時も面白いなと思ってたし、これは私の個人的な考えなんですが、ADHDが強めの時ってなんか明るかったりするんです。

欲望に一直線で希望に満ちてるからかな!!!

しかし、衝動性による「我慢ができない」部分は結構こちらのダメージが強いです。

でもこれって、ASDのこだわり・執着・自閉と境界知能による物事の理解力や知識や記憶力の低さがなければ防げる部分もあるのでは?と思います。

実際事例を挙げた知人は浮気や借金など、大きなトラブルはないんですよね。

そこを我慢しているから生活等に支障をきたした可能性もありますが。

程度が軽ければ全然あり!!!
私もできないこといっぱいあるし。

ハピネスはストラテラ(アトモキセチン)を服用すると、ADHDの特性は落ち着きます。

しかし、喜ぶのも束の間、ASDの特性の方が顕著に出てくるようになったので、ADHDが強すぎて目立ってなかっただけかもしれないです。

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単独と合併:ASD単独の方の事例と比較。

ASD(自閉症スペクトラム症)単独の知人の例

Xで知り合った人は感覚が独自であったり、素直になんでこう思うのかわからないとの発言もありました。
自分で分析して考えて発信していたり、高収入の人が多い印象を受けました。

親戚のASD単独の子を例に挙げると、周りの行動に合わせずに自分の目標ややりたいことに向かって突っ走ります。

みんなで遊びに行っても一人で自分のやりたいことをします。
やりたいことが「一緒に遊ぶ」ということもあって、その時は楽しく遊んでくれます。
自分の好きなことが明確でとことん勉強するため、成績優秀で、スポーツでも表彰されています。

相手の気持ちを察することは苦手で、親が救急車で運ばれても見送りすることもなく、そのまま寝てしまったこともあります。

ASD単独の知人と合併のハピネスの違い

周りと合わせることは難しくても、なんでそうしたいのか、自分でその場で説明してくれます。

前述の救急車のことも、兄妹が「自分の親が運ばれてるのに普通に寝れるなんておかしい」と言うと

「僕は何もすることができないから。」と返事をしていました。

確かに。。。

人と違う考えの時もしっかり向き合って、なんで違うのかを導き出そうとしています。

自分本位の行動が多くても慎重だったり、約束やルールを守ることもできます。

あとは、「ごめんなさい」と「ありがとう」をしっかり言えることですね。

これ、本当に大事。

心の中では言ってるんだよ。

幼少期は少し手のかかる子でしたがパニックになったり、キレたりすることもありません。

また、褒められたり、結果を残すことを純粋に喜んでいるので、そのために努力もいっぱいします。

ハピネスがASD単独だったら?

ハピネスの独特な考え方や物事の見方は気づきがあったり、感心することもあります。

コミュニケーションの部分は、やはり悲しい気持ちになることもありますね。

ASDの症状のために処方されたエビリファイのみ服用を辞めていた時は、思い込みとこだわりが強く出てしまい、副業詐欺にあったりしてしまいました。

自分本位の考えに支配され、自分の殻にこもってしまいました。

もしADHDの注意欠陥と衝動性と境界知能がなかったら、踏みとどまれたのではと思うことが多いです。

もう少し慎重になって物事の善悪を判断したり、先を見通せたら。
約束を覚えていて守っていたら。

さらには知能を兼ね備えていたらもう少し安全で整った仕事についていたかもしれません。

高収入だったら我慢できることも増えるな

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単独と合併:境界知能単独の事例と比較

境界知能単独の知人の例

ハピネスと同様、境界知能であることを大人になってから知った女性です。
生きづらさをうつ病や適応障害などを経験し、初めはADHDを疑われたそうです。

検査や通院を続けることで、境界知能がトリガーになっていると医師から言われたとのことでした。

仕事が長続きせず、なんとか続けれるのは夜の仕事。

昼の仕事を始めた時に同僚とうまく行かずにうつ病を発症したようでした。

ただ、とっても明るくて嫌味のない女性です。

面白い子だなという印象で、気遣いもしてくれる。

自分で生き方を模索して、社労士さんに依頼して障害年金を受給して生活をしています。

境界知能が発達障害と間違われやすい理由

発達障害と間違われやすいのが、ドラマの「初恋、ざらり」の中にあったような感じかなと思いました。

例えば仕事中は髪の毛を括ってねと先輩に言われたら、一つにまとめるのではなく、ダウンアレンジをしてきてしまう。

人が話している前を通ってしまう。

人との距離感が近すぎてしまう。

そういったところが特性と捉えられる場合もあるのかなと思いました。

境界知能単独の知人と合併のハピネスの違い

コミュニケーション能力と思いやりです。

友達も居て、相手への思いやりを言語化できます。

この知人は、ADHD単独の事例で挙げた知人と共にハピネスの数少ない友人なんです。

3人ともそれぞれ自分からカミングアウトをしていて、発達障害についてたまに相談しているようです。

二人とも、ハピネスを気にかけてくれて、こまめに連絡をくれるんです。

ハピネスの失敗談に、笑ったり、寄り添ってくれたり。

叱ってくれたり、奥さんも辛かったと思うよと言ってくれたり。

もうこの子と結婚すればいいのに。

驚いたのが、副業詐欺についてハピネスが相談した時、

そんなうまい話あるわけない。
お金をかけずにできることだよ。

と言っていたことです。

一生懸命勉強して、自分の力で生き方を模索しています。

IQはハピネスよりも低いけど、思いやりのある性格とコミュニケーション能力で補ってるように感じました。

失敗から善悪の判断も学んでいる気がします。

あれ?俺の場合特性というか性格が・・・?

それもあるかもね。。。

ハピネスが境界知能単独だったら?

実は最近、トラブルの最終的な着地点は「境界知能」なのではないのかと思うことが多いです。

きっかけは発達特性だったとしても、様々なところでこの「境界知能」が作用していると感じています。

解決策がわからなかったり、後先を考えなかったり、忘れたり。

しかし、ADHDの特性と相まってさらに色濃く出ている気がします。

自閉の部分もなかったら、もっとコミュニケーションがうまく取れて関わる人も多かったかもしれません。

周りのサポートの仕方も違うでしょう。

なんというか、大変だとは思うけど

もっと楽しかったかも。

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ASD・ADHD・境界知能それぞれが能力を発揮した時の地獄のトラブル

ASDのこだわりやADHDの不注意・境界知能それぞれが起因したトラブルが発生

ハピネスはASD・ADHD・境界知能、どれもバリバリなんですよね。
なので、それぞれが起因したトラブルが発生します。

ADHD→不注意からの忘れ物、衝動性からの「我慢できないこと」によるトラブル。
ASD→独特の考えや表現方法でのコミュニケーショントラブル。夫婦喧嘩など。
境界知能→考えが及ばないこと、できないことによるトラブル。

小さなトラブルでも絶妙に絡み合って大きなトラブルに発展することも多くあります。

解決までに時間がかかる!トラブルが長引くサイクル

発生はそれぞれでも、解決までに全ての特性が発揮して長引くこともあります。

例えば借金問題でもそうです。

お金への執着(ASD)から副業を探す

大金を払うのに確認等を怠る(ADHD・境界知能)

発覚して自分の中に閉じもり逃亡(ASD)

詐欺だと理解できない・解決策がわからない(境界知能)

大事な物を売れない(ASD)

別の物欲が出てきて嘘をついてお金をくすねる(ADHD)

きっつ

単独だとここまで拗れないと感じます。

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まとめ:ハピネスの場合、合併が故に特性の程度が総合的にも部分的にも悪化している。

ADHDじゃなかったら。
ASDじゃなかったら。
境界知能じゃなかったら。

ここまでひどくならなかったのではどうしても考えてしまいますね。

どれが欠けても俺じゃないんだ!

そうですそうです。

性格の部分もあるでしょうしね。

それぞれの特性が合わさって総合的にトラブルが悪化してるんですが、それぞれの程度も悪化していると思います。

合併がある故に全体的にも、部分的にも影響して、それぞれの特性も色濃く出てるような気もするんですよね。

一つでも大変なのに。。。

解決・改善していくには、それぞれの特性を考慮した行動とサポート、服薬と診療が必要です。

一つ一つクリアにすることで、トラブルの数も減り「生きてて楽しいな」って思って欲しいです。

今回はトラブル時を例に挙げましたが、個別の事例で挙げたように、それぞれの良いところもあるんですよ!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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